仕事で会社の車を運転して取引先に行ったりすることがある。

僕は実は運転があまり好きではないので、

なんとかその時間をやり過ごそうとラジオのスイッチを入れたりする。

しかしFMが入らないラジオだったりするともう仕事とはいえ本当に退屈。

なのでこっそりポータブルスピーカーとウォークマンを持ち込んでみるのだ。


その際のポータブルスピーカーは、懸賞でもらったノーブランドのbluetoothスピーカーで

最初は調子よく鳴らすのだが、そのうち接続不良で止まる現象が起きるようになった。

少々悩んだが、あらためて使えそうなものを買ってみた。

それが、SONYの「SRS-X11」という機種である。

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赤いキューブがSRS-X11。大きさの比較でPS4のコントローラーを横に置いた。


音はこの小さい筐体で良く鳴らしていると思う。僕の要求を十分満たしている。

持ち歩けるミニコンポというと大げさだろうか。しかしそれだけのインパクトはある気がする。

僕が電子音響工学を学んでいた頃とは隔世の感を禁じ得ない。


近頃のヘッドホンブームもそうだが、今まで音楽を楽しめなかった空間や場所でも

音楽を聴けるようにしようというチャレンジが、こうしたものを作らせていると思う。


ノイズ満載のボロ車の中でも、ちょっとはマシな音楽が聴けるとしたら。

車がキライな僕が、運転を好きになるかもしれない効果があるとしたら。

それはなんだか画期的なことなんじゃないかと思ったりするのだ。